シンデレラから考える軽薄さ

シンデレラから考える軽薄さ

 

夫は、散々「結局白人って本当Shallow(薄っぺらい)だからさ」と事あるごとに

言うのだけれど

いや、あなたも一応白人の部類だから笑

 

若かりし頃は海外行っても、全然気にしなかったけれど

今は夫の言いたいことがわかってしまう、、あ〜無情。え

 

もちろん全員そうではないし、

アジア人だって薄っぺらい人は人は沢山いるわけで。

 

さて今回読み終えた「人類最古の哲学」から

ネイティブアメリカンのシンデレラのお話について

誰もが知っているシンデレラのお話。実は元を辿れば、世界中に伝承されていた神話。

ネイティブアメリカンのシンデレラはヨーロッパ版シンデレラが伝わった際に

なんだ、この軽薄なストーリーは!といって大筋は一緒だけれど

彼らオリジナルに改編しているの。

 

ヨーロッパ版では、結局、外敵に魅力のある女性が良いってこと?!

女性は与えられた運命に受動的でいればいいってこと?!

(中国版シンデレラもこれに倣う形)

 

ここを痛烈に批判している。

なのでネイティブアメリカンのシンデレラは、王子様(このバージョンでは狩人)に会うときは

ボロボロの格好をしているわけだし

積極的に自ら行動する女性像が描かれている

 

(詳しくは本を読んでみてね。)

 

 

薄っぺらさ。

例えば、つい先日閉幕したパリオリンピック(面白い話題がいっぱいあった笑)

の柔道について。

柔道は、茶道、華道、弓道などと一緒でただ技術を高めればいいわけではなく

それ自体が生きる「道」なので、いわゆるマスターするには一生かかると言われる。

日本の文化なのでもちろん私たちにとっては

この概念は理解しやすいかもしれないけれど

だからと言って、理解しようと思えば、全くもって難しいわけでないよね

 

生きる道なので、そこに礼儀、礼節があり、自分と向き合うもの。

厳密に言うと、武道であれば勝つことが目的でない

 

ただオリンピックの柔道はどうでしょう

勝っても負けても、相手を尊重し、互いに讃え合うのが武道であり

勝った途端、大はしゃぎでガッツポーズしたり、神に祈ったり(宗教を批判しているわけでないよ)

はやっぱり本来の柔道ではないんだ

本来の柔道をリスペクトしている選手は、外国人であろうが絶対ガッツポーズなんてしない

つまり日本人でないから、理解できないなんてそんな訳もなく笑

簡単に言うと、つまりはどうでもいいのよ、

柔道のルーツなんて、本質なんて、気にしない、勝てばOK!

それはやっぱりただのスポーツになってしまうよね

 

 

柔道ひとつ取っても、この軽薄さってわかってしまう

だから例えば香道が保守的と言うのは、わかる気がする、

だってこういう人たちに先人たちが大事にしてきた精神を荒らして欲しくないだろうに

 

 

 

 

この軽薄さの原因に

階級社会が大きく関係している気がする。

 

日本は富裕層、貧困層ではなく、

中間層が非常に大きいのが特徴の国。(いまは日本自体がだんだんと貧困になっているのでどうなっていくんでしょうか)

だから日本国内で散々に言われていようが、教育水準は高いし、その教育を

ほとんどの日本人が受けている。

だから民度が高いとも言われるし、実際に私もそう感じる

 

恥の文化だって大事だと思う

デパ地下で食品買って

デパート内の階段で、デパートの前で食べるなんて、あり得ないでしょう笑

 

ブラ丸見え(ちょいレベルでなく、見せブラでもなく、ベージュのブラ!!!)でも

気にしない。笑

 

恥の文化って世間体を気にしすぎて良くないなんて

そんなことない。ゴミをきちんと持ち帰るとか、恥の文化は相手のリスペクトするにも繋がると思うよ

後、服装だってTPOというのがありまして、欧州は階級社会なので

この辺、実はもっと気にするよ

本人に言わないだけで、裏でこそこそ言ってるから笑

 

少し話がずれだけれど

階級社会が明瞭なほど、高い水準の教育を受けていない人が多いということ

軽薄な人も多くなるわけ。

でもこれってそこの階級に生まれたんだから、しょうがないという話でもあるんだけれど

やっぱり与えられる機会は、裕福な家庭よりどう考えたって少ないわけだから。

 

 

 

ということで神話から薄っぺらさのお話でした。

高校生、大学生の時は海外最高ウェイウェイだったけれど笑

なんて言うのでしょう、色々と見えてくるものですね

 

 

 

 

 

 

 

 

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